生命保険会社とは
生命保険やそれを生業とする会社は、どんな仕組みなのか、
あなたは初めて考える時期にあるかもしれません。
解りやすく、ご説明しますね。
生命保険とは
基本は「助け合い」「相互扶助」の考え方から来ています。
私達はいつ何時、不測の不幸に見舞われるか解りません。
そんな時当面の不安となるのは、やはり経済的な不安。
この不安を払拭するための一助となるのが、保険なのです。
沖縄県の「もあい」にシステムは似ています。
「もあい」は、定期的に会員が会費を納め、
誰かが経済的に困窮した際、
その集められた会費を、困窮した人に貸し出します。
保険は貸し借りとは言えませんが、
このシステムに似ているのです。
あらかじめたくさんの人がお金(保険料)を出し合い、
誰かが死亡したり病気やケガをした際に、
集めたお金(保険金)をその人に給付します。
こういった不測の事態が起きなければ、
いくら長年お金を出費してきても、自分が得ることは出来ません。
不条理と思うかもしれませんが、まさにこの不条理こそ「助け合い」。
この精神から生命保険は成り立っているのです。
生命保険会社とは
この保険を取り扱う窓口が生命保険会社となります。
多数の加入者のお金を受け取り、誰かに万一の事があれば、
そういう人達に一極集中でお金を支払います。
でもただ加入者のお金を預かっている訳では無く、
その集められたお金を、
投資したり運用したりして増やす努力をします。
またそのお金で不動産を購入し、
その賃料を得てお金を増やす努力もします。
加入者からお金を集め、
それを運用して出来るだけ増やすことを前提にし、
更に、自分達生命保険会社の人件費等のコストを差し引き、
やっと、万一の際に支払わなければならないお金とのバランスを図れる、
それが、保険会社の業務の基本です。